年金額の改定~物価が下がり、年金額も下がる。
3年前、自営業の夫の死亡によりE子さんは遺族基礎年金を受け取っています。子ども二人分で年間1,242,900円。そして夫が生命保険に加入していたので死亡保険金を受け取り、現在はそれを取り崩すのとE子さんの働きで生活しています。しかし、これからの子どもの教育費などを考えると不安になります。こんな中、4月から年金額が下げると聞きました。こんなに大変なのに、遺族年金も下がるとなると一層不安はつのります。
年金額の改定は物価が上がった場合、下がった場合などルールがあってとても複雑です。平成23年の消費者物価指数はマイナス0.3%でした。これにもとづいて年金額が改定されるのです。4月から老齢基礎年金の満額は788,900円から786,500円となります。
障害基礎年金や遺族基礎年金などの年金額も下がります。遺族基礎年金の場合、妻が受け取る遺族基礎年金は子どもひとりで1,015,900円から1,012,800円へ。子どもふたりで1,242,900円から1,239,100円に下がります。
厚生年金も減額になり、付随する加給年金額、振替加算なども全部下がります。ただし付加年金、死亡一時金は物価スライド対象外なので変更ありません。在職老齢年金については変更ありませんが、年金額が下がるので受取り額そのものは減ります。
さらに、今審議中の法案が通ると、10月から再度年金額が下がる予定です。なぜかと言うと、現在の年金額は実際には本来水準より高いものが支給されているのです。過去に物価が下がったときにいろいろ考慮があって年金額を下げなかったのです。そのうちに、景気も回復し物価も上昇するだろうと予想されていたのですが、逆に下がってしまい過去の水準を追い越すことができまず、その差を解消するためにさらに下げるという形です。ただし、一度に下げるのではなく3年間にわたって下げるという法案です。いずれにしても保険料を払う方も、年金を受け取る方も不安の時代はまだまだ続くということです。
※参考までに(24年度価格)
加給年金額 226,300円 (子ども3人目から75,400円)
中高齢寡婦加算 589,900円
障害手当金 最低保障額 1,150,200円
http://dotolife.club.officelive.com/default.aspx


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